7.08.2013

上手くいっている時といかない時は何が違うのだろう~充実と退屈~

良いときの記憶ー

この記憶が間違いを犯してしまう
「あの頃はー」「昔はー」充実していた頃や刺激的だった頃が強く残る

私の体験から話すと
パチスロに依存していた時期がある。朝から晩まで毎日毎日
1万円なんて30分で消えて無くなり1日で30万以上儲かる時もあったそんな時代
「儲かる!しかも楽をして(笑)」働きたく無い私には最高だった

こうして良い思いをしていた頃の記憶は強く残るから同じ過ちを犯す
例はスロットだがこれは何でも良い。ブランドでも金でも買い物でも何でも同じ

満たされれば表面はどうでも良い 

「若い頃に戻りたい」良く耳にする言葉
これも同じ事で若い時は何をやっても新鮮で刺激的だ!あれも初めてこれも初めて、刺激があれば心は満たされている―その記憶

この記憶が空虚へ突き落とす!退屈を生み出す
楽しい頃の記憶 刺激的だった頃の記憶 充実していた頃の記憶そして現在―過去の自分との比較 前は・・・・だったのに…………

時は流れているが頭は過去に捕まっている

退屈や空虚感を払拭するには、体験したことのない想像を絶する新しい刺激的な事をすれば良い
しかしそれは一時的なモノ またその記憶が強く残りそれ以上の刺激を求める 
金儲けも商売も買い物も旅行でも根本は全て同じだという事 表面に騙されているに過ぎない

心は刺激あればあなたの気分が良くても悪くても関係はない!刺激さえあれば良いんだから
仕事が上手く行かないときに彼女が出来て何故か順調に進んだりする
心が満たされた ただそれだけ

しかしこれも永遠には続かない……
何かを求め退屈し、何かを求め絶望し、何かを求め興奮する 心は何かが重要では無く 刺激があるか無いかで変化しているに過ぎない

しかし人間は心に捕まり限りある時間を退屈だと思ったり 限りある人生に不満があったりして生きている

PCで見ると私のプロフィール載っているが16歳から私のやりたいと思った事を20年で全てやり尽くした 遊びたいと思えば仕事を辞め遊び、仕事にも没頭し役職も手にした時がある 欲望に忠実に従い一切我慢はしなかった!そして今36歳―

刺激あることも求める必要も無く、かと言って絶望している訳でも無い やりたいことも無い 憧れも無いし不満も苦悩も退屈も何も無い ただ普通、いつも普通(笑)

価値基準は人それぞれだが世間に幸福というモノは無く最終的に私自身に見つけたという事

修行僧は悟りを得るためにあれこれ行を積むが、限界までやり尽くした後に悟りがある 「やるべき事は初めから無かった」と・・・そのやってきた事へのアホらしさに気づくまでの道
悟りはどうでも良いが私はこれを街の雑踏で体験したという事

これも表面が違うだけ―私は欲望にまみれ苦悩したくなかった

刺激が続けば充実してると錯覚し、無ければ空虚に襲われ退屈だと言う
そして刺激を求め街を彷徨う―