6.27.2013

鏡に話しかける者~自虐の詩~

悩みから抜け出すには思考では回復しない
私の体験だが一瞬は上がるが直ぐに落ちてしまう
「又あの状態」自己嫌悪に陥る・・・

仕事にも手がつかず目の前は暗闇 絶望
それでも抜け出したかった

自分の今ある感情をEvernoteに全て書いた。どうすれば良いかなんて解らない
ある日は違う人格が現れてそれと会話している程ヤバかった時期もある
「お前はこうなんだろう」「お前は何をしているんだ」etc

私の中には何人もの人間が居るみたいだった・・・

何か気を紛らわすものは無いかと油絵を始めてみたり、陶芸を始めてみたり
しかし現状は何も変わらない 目は死んでいる 鏡に話しかけたり・・・もう異常者だ

「苦しい・・・」

この状態が何か月も続いたが朝のCAFEの時間が唯一の救いだった―くつろぎの時間
時にはそのまま出勤もせず何時間も過ごした事もある

「どうすれば良いんだ・・・」

そんな朝の時間に気づいたことがあった
他人の存在に目を奪われている私 他人を気にするあまり自分を偽り何十年と創り上げてきた人格に気づいた
あの時こういう体験をしたからその描く自分になり、あの時の体験が又描く自分へと・・・
あらゆる人格の鎧を着ていた

今から20代10代そして幼少期と記憶を遡り、どうやってこの人格を創ってきたのか・・・・・・・・

彷徨っている暗闇の中に一つの扉が現れた
私は迷わずその扉を開けた

その扉の中には偽りの私が多数存在していた―そこはカオス

そして他に目を奪われている何人もの偽りの私を徐々に消し去った。心の負担が減り解放されていくのが解った
それは幼少期の頃の無垢な心に戻るような感覚だった

その後も扉は開けっ放し闇を覗き込んできた
見たくない 見えないフリをしてきた私の闇の部分

今までも問題はあったが表面的に解決すれば問題は無かったが、この時はもう今までの経験が何も通用せず目の前は暗闇だった

樹に生い茂る様々な自我 そして問題 その生い茂る葉を一枚一枚伐ったところで、問題の解決にはならないことにも気づいた

自我―私という偽りの人格

これが全ての問題の根だ!悩みは人それぞれ違う 育った環境も違う
しかし心の闇は誰にでもある この扉を開けて自分を直視できるかどうか

世間には何も問題は無い、他人にも何も問題は無い
たった一つの問題は何十年という歳月で自ら創りあげた自我だ!!!

今あなたは青年かも知れない
今あなたは中年かも知れない
今あなたは老人かも知れない

しかしあなたの実在は何も変わってはいない!!!身体は勝手に成長しただけで、体験の記憶もある しかし内側では何一つ変わってはいない


記憶を遡り今と幼少期は必ず違うはず・・得た知識なんてモノはゴミだ!!!
いつどういう体験をし自分を変えていったか見つめた時に本物のあなたが現れる

そのあなたと出会う日までの旅―

この扉はくつろいでいる時にしか現れない
探せば逃げていく 求めれば逃げていく―ゆったりと