6.24.2013

人生の生きつく先とは!?~人間の詩~

この人生は何の為にあるのだろうか

ワンコが病におかされ2ヵ月
看病生活が続く
余命を告げられた時は絶望した
それは突然の出来事…………

普段死ぬ事を意識して生きている人は少ない
しかし世の中唯一「死」だけが絶対な事

ワンコを見ていると死は恐ろしくも本人も悲しいモノでは無いことを感じさせられる
突然息が止まり倒れ込む、その後意識が回復し いきなりウンチをした。何事も無かったかのように……

不思議だった
死は本人にとっても悲しいつらい事と思っていだけどそうではないみたいだ

残される私は悲しいのに本人は何も感じてはいないかのようだ……
死は当たり前の事なのに死ぬ事はダメ!悪い事のように扱われる
それは残された側の生への執着でしかないようにすら感じる 

「死んではダメ、永遠に生きて私のそばにいて・・・」あり得ない

確かに悲しみはある。目の前から消える。共に生活してきた時間そして過去。
時間は戻らない。生きた事が残された私たちの記憶に残るだけ

ワンコも私と同じ生命
死を待つ順番が違うだけ!その列からは誰一人逃れる事は出来ない
皆列に並んで順番待ちをしているだけだ

この死を前提として生きてみる
財を築いても持ってはいけないという事実
モノを集めても持ってはいけないという事実
今目の前にある全てのモノを持って行くことは出来ないという事実

世間で有名になり名を残す人は稀だ
私たち一般市民は「ちょっと生活の質を上げる為だけに」労働というモノをしている気がする
「ちょっと他人よりおいしいもの食べる」「ちょっと他人より良いものを買う」「ちょっと他人より良いところに住む」そんな他人を意識した「ちょっと」の為だけに生きる・・・悲しい生き物
それに人生の時間を費やしているだけの生き物・・・悲しすぎる

飯を食うためにやりたくないことを続けるのが生きることなのだろうか?
お金を多く持つことが生きる事なのだろうか?
出世や競争が生きる事なのだろうか?
欲を満たし続ける為に苦労するのが生きる事なのだろうか?

社会の幻想に気づかず集める事に洗脳される人々
それでも人は欲望の為に働きモノを集め続け、無駄な時間を過ごし尽き果てる

そして生まれ変わりそれを繰り返し尽き果てる 永遠に命は欲望を満たす為だけに動き続ける

生きるとは大人になり集め続けた「欲望 自我」という名のガラクタ捨てた先にあるものだと感じる